ひきこもごも

現在の日本では、ギャラリストたちの頑張りによって、徐々にアートマーケットが構築されつつあります。素晴らしいことだと思います。しかし、21世紀0年代、資本主義が大部分のアーティストを去勢した、ように感じる今日この頃。社会への影響力が、貨幣価値でしか量られなくなりつつある現実も見えかくれしています。
90年代に思春期を迎えた若い世代は、素直で型にすんなり嵌るタイプが多いのです。安保闘争、ヒッピー、バブルを否定して育ってきた世代、価値基準に「エコ」が染み付いてる世代、「何をしても徒労。日々のささやかな幸せを大切に・・」と願っている世代、だと私は感じています。
でも、それってちょとつまんない。


その裏側で醸造される鋭い視線、ユーモア、「アートの目」を内側に持つことについて・・、大事にしていきたいと思います。